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いわいレポート:第6回

考え抜き、決断して、救われる


2006年11月01日

 経営者の仕事で最も重要なことは、あらゆる問題について決断することです。


  経営を真剣に考えるなら、解決すべき問題は山積みされています。これらの問題の解決に取り組まないのは、問題を問題と感じないからです。問題の持つ重要性を考えないからです。これは経営放棄です。思考放棄です。悪い意味での役人根性でありサラリーマンと同じです。


  敵の大群が攻めてくる。本来対応は3つしかありません。討って出るか、逃げるか、和睦するかです。しかし実際に多いのは、事態を深刻に受け止めず油断していることや、小田原評議ばかりで決断しないことです。これほど危険なことはありません。


  経営者の仕事は絶えず現状に甘えず、問題点を探し、解決を決断することです。緊急を要する目前の問題はもちろんのことです。お客さまから重大な苦情があった。このとき大切なことは、従業員を叱ることではありません。速やかに現状を把握し、まずトップが謝りに出向くのです。


  しかし問題は、目前に迫った目に見える問題だけではありません。「現状は安定しているが、将来これでよいのか、安全なのか」を考えてください。


  近隣に大型競合店ができた。親会社から突然、受注の打ち切りがあって倒産に追い込まれた、などの例無数にあります。銀行取引も同様です。突然の貸し出し打ち切りはないのか。また現在の膨大な借金を抱えて将来どうなるのか、などです。


  これらの困難な問題にも臆することなく、今から解決に取り組むべきです。考えに考え、決断した企業が救われます。生き残れる時代です。


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