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top >> メガバンクの変貌
まえがき
私は「企業を救う医者」です。倒産の危機にある中小企業を救うために、さまざまなアドバイスをする仕事をしています。 この仕事を始めてから、すでに17年がすぎました。その間、年間平均400件を超える相談を担当してきましたので、倒産救済対策の実績は日本一であると自負しております。
仕事柄、私のもとを訪れる中小企業は、赤字続きであったり、銀行への返済も滞りがちであったりと、倒産一歩手前の会社ばかりでした。いわば、「瀕死の病人」にあたる企業です。そうした会社が銀行の横暴と闘うための方法を教えることが、私どものおもな仕事なのです。
ところが、ここ1、2年、不思議な現象が起きていました。私どもへ相談にみえる中小企業の中に、まったく「病人」ではない「健康な会社」が増えてきたのです。つまり、ずっと黒字続きで、銀行への返済も一度も滞っていない中小企業。そんな企業が、なぜか銀行から取引の中止を求められ、困惑して相談に訪れるケースです。相手の銀行はほとんどがメガバンクでした。
「不良債権化している企業ならともかく、利益を上げ、きちんと返済もしている中小企業を、なぜ銀行が切り捨てようとするのか?」 当初、私にはその不思議な現象の意味がわかりませんでした。しかし、そのような事例がポツリ、ポツリと増えるのを見て、私は考えつづけ、やっとその謎が解けたのです。
「日本のメガバンクはいま、すべての中小企業を切り捨てようとしている。切り捨てられるのは赤字の会社だけではない。優良中小企業もみな切り捨ての対象なのだ!」 メガバンクによる、優良中小企業の一斉切り捨て、それは、今後3〜5年の間に、確実に大きな社会問題として浮上してくるはずです。
それはなぜ起きるのか? 背景にどのような事情があるのか? 切り捨てる前に、銀行側にどのような変化の兆候(サイン)が現れるのか?
そして、あなたの会社が切り捨てられた場合、どんな対応策をとって会社を守ったらよいのか? この小冊子には、その答えがすべて載っています。
「メガバンクによる優良中小企業切り捨て」は不可避ですが、けっして恐れることはありません。中小企業こそ、日本経済を支えてきた毛細血管であり、動脈でもあります。その誇りを胸に、早晩訪れる危機に備え、勇気をもって乗り切ってください。
ここに書かれたことの一部でも実践していただければ必ず生き残れますし、黒字にも転換できます。
中小企業が生き残るということは貴社だけの問題ではありません。やがてその経験が広まれば日本経済が救われるのです。貴方の努力が日本経済を救います。
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