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2008年5月20日:東京事務所
最近相談した2社の事例。都内で20年以上前から小規模企業を営み、少し利益が出せるようになった頃はちょうどバブルの真っ只中、銀行から融資話に乗せられて不動産に投資しました。まもなくしてバブルは弾け、経営も不振に陥り、莫大な借金の返済を続けるためだけに仕事をする日々が過ぎ10年が経ちました。「銀行に借りたお金は返済しないといけない」と社長夫妻個人の借り入れも重ね、契約通りの金額を、決められた期日に返済し続けてきたのです。いよいよ返済に行き詰まり、事業継続の断念を決意し銀行に相談したところ「やっと決意されたのですね?本当はあの頃からお宅の会社を潰して貸付金を整理してもらいたかったのですよ」との本音を漏らされ、愕然としたそうです。「私は何のために10年間頑張って返済してきたのだろう?」と本当に会社を潰すことで解決できるのか不安を抱き、来社相談されました。そして、すべてを失う道ではなく、事業を継続できる道を選ぶことを決意されました。
もう1社は、6年前に来社相談され、会社を立ち直らせたることができたものの、その後の業界全体を襲う不況の波には立ち向かうことはできず、銀行に借入金返済の条件変更を申し入れましたが、銀行は頑として応じることなく半年が経ってしまいました。社長は事に窮し、改めて来社相談された後、担保に差し入れている会社および自宅不動産の売却を決意して元利金支払い停止の申し入れを銀行に行ったところ、支店長の態度は「そこまで急な決意をされなくても…。これまで通りの利息と元金1万円に減額の条件変更でいかがでしょうか?」との豹変振り。決意の固いことを伝えて戻ってからの社長の報告の電話は「これまでとは変わり驚くほど優しい態度で、向こうから返済の条件変更を提案してきたのは信じられませんでした。でも、こちらの意思の固いことを伝えてきました」との晴れ晴れとした声で話されていたことが印象的でした。
どちらの事例も、銀行の本音は「利息だけを払ってくれているうちは正常債権だから、そのまま支払いを続けさせたい」「いずれ払えなくなるのは分かっているが、いよいよ払えなくなったら担保を取って会社も整理させれば債権も処理できるから、行き詰まるまでは払わせておこう」というものです。経営に苦しんでいる中小零細企業を本気で救おうと考えている銀行などほとんどありません。「付き合いの長い自社を潰す訳がない」と信じている経営者ほど、どこかで頭の中によぎる銀行の本音に気付き、その不安が現実のこととならないように自分自身に言い聞かせているのかも知れません。
今の日本政府は弱者に救いの手を差し伸べる気などないことを、大半の人々がもう分かっているはずです。そんな政府の考え方に従う銀行も、本気で中小零細企業を支援しようなどと考える訳がありません。
融資が受けられなくなったら銀行の本音は何か?を考え、差し出されるはずもない銀行の救いの手をもう求めるのではなく、中小零細企業経営者自らの力(知恵)で事業を再生させることを、勇気を振り絞って決断すべきなのです。
人間が本来持つ「自然治癒力」が病気を治すように…。企業も自らの治癒力を信じて自力再生を図ることに尽力することをお勧めします。
病にかかっている企業を救う病院として企業ドクターは長年の実績を積み上げ、企業が自らの力で再生するためのノウハウ(知恵)をお教えしています。
■必ず救済致します。企業ドクターまでご連絡ください。電話:03-3980-3861
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